2013年7月13日土曜日

夏場の撮影について

WF、コミケと夏の暑いさなかのイベントが続きますね。

夏場は日が高くなって影がそのまま下に落ちやすく、うまい具合に光が当たってくれないことが多いと思います。

そういう時に考えられる撮影方法は良いと思われる順で以下の通り。

1.日中シンクロ
2.逆光+露出補正
3.日陰に移動
4.順光+レフ板



まず一部の人にはオーソドックスな日中シンクロから。

日中シンクロは主にFP発光という特殊な発行の仕方で昼間にストロボを炊く方法。

仕組みを単純化して言えば本来一瞬しか光らないストロボを蛍光灯のように光らせて普通の証明代りにに使おうというもの。

これをやると顔にライトを当ててる感じになってレイヤーさんが少し明るく撮れます。

でもワンショットで一定量しか放出できないない電力を、強さでなく時間の長さに変えているため、どうしても強く発行することはできませんのであしからず。

あと、出来るカメラとストロボが限られるのと、失敗するとひどいので、個人的にはあまり考慮にいれることはオススメしません。

それに、最近やらない手法で、なぜやらなくなったかといえばあとから現像で明るくできるからというもの。

すでにあんまりこだわるべき手法ではないと思います。



次は逆光+露出補正。

夏に撮影するんだから夏らしく撮れ!と。

単純に露出補正(出来れば感光モード切り替えもね)だけなんで、よっぽどのカメラでない限り可能です。

それに、失敗しても写ってるのはその時のそのままなので、思い出代りに残しておくものとしては適切かと。

下手にいろいろ細工するより、オーソドックスにやった方が、変なところに気を使わずに、より大切なところに集中できる気がします。

レイヤーさんの顔への日の当たり方や、衣装の乱れなど、気にするべきところはいっぱいありますからね。

個人的なオススメは断然これです。



そんで日陰に移動ですね。

できればこれがいいんですけどね。

移動ですからね。

まず場所が空いてないと成り立たないし、他の人にも影響しますし。

できればこれやりましょう。

ですけどできないこと多いでしょうから諦めておきましょう。



最後が順光+レフ板。

本気で狙って行けば、夏らしく一番綺麗に取れると思います。

でもそれは、狙えばの話。

狙おうとすれば、そのためにはレイヤーさんの協力も必要だし、時間も必要でしょう。

順光で眩しいのに耐えて目を開けてもらう必要もある。

第一レフ板一枚じゃ多分成り立たないし、道具が大掛かりになるはずです。

イベントじゃ、選択できないですよね。

逆光レフ板でもいいのかもしれませんが、夏本番だと白レフでも明るくなりすぎてお化けみたいになることが多いんじゃないかと思います。

コミケみたいにレフ番使えないところもありますし、博打うつよりは普通にとった方がいい気がします。



ま、撮るの大変とは言えど、最終的にはただシャッターを押すだけですからね。

あんまり難しく考えずに楽しめれば良いのかと。

むしろ、レイヤーさんにとってはなおさら大変な時期かと思いますから、そっちに気を使えた方が良い写真が撮れるように思います。

長引かせず、無理な注文をつけず、名刺渡すにしてもパパっと。

そういうところで差をつけられる方が、いいように思います。

2013年7月10日水曜日

最近思うこと その2

レイヤーさんはアイドルじゃないのは確か。

でも、アイドル扱いを受けるのも確か。



何を持って一般人とするかにもよりますが、まあ、レイヤーさんの多くは「普通の人」でしょう。

でも、その行動をみれば、だいぶそこから脱していることをしている方も多く見受けられます。

ニコ生、ツイキャス、ファンクラブ運営、専用アカウントでのtwitter、等。



人に見られる行為を行うのであれば、アイドル的な見方をする人が出てくることは仕方がないことに思います。

行動に抑制がかかったり、口を出す人が多くなることは、避けようがないのかと。

その時、アイドル扱いするな、という発言をするのはもちろん自由なのですが、そう発言すればより非難されかねません。

自身の行いの責任を取る、という観点で見れば、その非難を自身ではどうしようも無い限り、甘んじて受け入れるより他ない気がします。



人からアイドル的な扱いをされるのを避けようと思うなら、一部のコスプレイヤーさんのように、mixiなどのクローズドなSNSを使うのも手だと思います。

閉じてしまえば、中のいい人とのやり取りだけで、外界はある程度切り離せますので。

もちろん、かまってくれる人も減りますけど、それは、切り離すことのメリットとの引き換えでしょう。



何事においても表裏があり、利だけ欲せば道理から外れ、道理から外れれば、それはなんらかしらの形で自身に及ぶもの。

道理から外れても、と、思うようになったとしたら、それ自体が及んでいることの表れであり。

それがいずれ、自分に害をもたらすことになるのだと思います。



高々コスプレごときで、というところではありますが。

どんな事柄も、これはこれ、あれはあれという風に切り分けられる物ではなく、往々にして全てつながっているものだと思いますので。

何かする時に、思慮深くいられるかどうかがその人の資質となるものとも思いますし。

何かする前には、ゆっくり考えてからしていただければと、願います。

最近思うこと その1

最近の動向として、カメコの高年齢かとレイヤーの低年齢化が進んでますね。

その上で思うのですが、最近のカメコさんの関わり方ってどうなんでしょう?



レイヤーさんって、多少人気があろうが一般の女の子には変わらずなわけですよ。

それが、いくら被写体になることがあるとは言え、カメコさんから撮影に全く関係のないような事でも話しかけたりしてる。

レイヤーさんの側にしても、そういう話を受け入れていたりしてる人もいるからこそからこそ成り立つわけですけど、何かそれっておかしくないですか?



街中とネットを同じにするつもりもないですが、可愛かろうが、趣味が同じだろうが、普通話しかけないでしょ。

例えばバイク趣味だとして、バイク屋来てる女の子に話しかけます?

受け入れてくれているみたいだからいいだろ、とかそういうことじゃなくて、結構非常識ですよ。



ニコ生の状況を考えたり今までの流れを考えたりすれば、レイヤーさん本人達だって、ある種のアイドル扱いを受けたいと思っていることは確かでしょう。

でも、アイドル的な扱いを受けたいと思うことと、アイドル、もしくはアイドル志望であることは別。

ましてや、実際のアイドルより身近だからといって下ネタ話しかけるとかあるまじきでしょう。



写真撮って、写真送って、そんなやり取り繰り返しながらだんだんと話すようになるならいざ知らず。

最近のツイートとかみてるともうキャバクラみたいに見えるときまでありますからね。

年長者と若年者のやり取りとして成り立っている物でもなく、趣味のつながりとして成り立っているものでもない会話ってなんですかね?



趣味に人との出会いを求めること自体は否定しませんが。

そこが主となった時には、いろいろな弊害が出るわけで。

気軽に話してる人たちって、そこは理解の上なんですかね?

自分には、あまりそうとは思えません。

2013年7月6日土曜日

DualPixelCMOSAFについて

さって。

気になって気になって仕方なかったので勉強して、原理もわかりましたので同じく気になっている人向けに技術の推測記事。
よくわかってない人の勝手な推測だと思って、面白がって読んでやってください。


以前Canonが取得している特許などの情報も含めると、やはりピクセルを分割して1つのピクセルを2つの素子として使用しているように思えます。
提出済みの特許、および今までの像面位相差と違うのは、たぶん製造上の理由から全画素を左右2つに分割して、左右それぞれの映像を利用しているだろうこと。


マイクロレンズに入ってくる光がそれぞれ右側から入ったものが右側に、左側から入ったものが左側に来ることを利用し、左側からくる映像、右側からくる映像のそれぞれを生成し、演算によってAFを行うようです。
また、同時に演算によって右側の絵、左側の絵を合わせた画像を通常の画像として生成し、それを出力として使用しているようです。

そもそも今までの像面位相差は、AF用の画素をAF用の画素として利用して、AFに用いるだけの簡易な像を右と左別々に生成し、それを用いてAFを行っていました。
これを、AF用の画素だけでなく、全画素を用いて行っている、ということになりますね。

なぜ画像の周辺の画素が使えないかというと、画面の端の画素になればなるほど、片側からしか光が入らなくなるため、AFに用いる像としては暗くなりすぎるためだと思われます。



この予想に至る最後の決め手は提出していた特許だったわけですが、特許見た時には、結局こんな方法だったんだとおもって、がっくりきてしまいました。
自分が考えるに、これをやったら正直画像がきれいになるとは思えないからです。


結局デュアルチャネルにした段階で読み取り精度の問題が付きまといますし、全画素分割することで軽減しているとはいえ、左右のピクセルに分割する製造上の精度の問題も絡みます。
また、値を伝送するチャネルを増やしているためそれぞれの伝送回路の制度やAD変換の精度も絡みます。

フォトダイオードのセルを分けているわけではないというのであれば、セルを分割するのに用いられているであろう遮断壁(壁は無いとの発言がありますが、それだと値が読めないため【壁】ではないものの【壁に相当するもの】は絶対あります)が薄いことで、隣接する画素に対してノイズを与えないのかという問題があり、それをクリアしていない限りはセルを分けていないこと自体が精度的に問題になるわけです。


それに、AF制度としてもどうしても避けられない問題が出てきます。
まず画素を2つに分割するところまでしかいかないので、クロス計測できません。
クロス計測、もしくはさらにAF制度を上げていくためには画素を4分割して縦横に割っていく必要があります。
だったら画素を4倍にして、一つのマイクロレンズで4つをカバーするようにすればよい話になってしまいます。
画素を上げるとすぐにノイズ上昇につなげるきらいがありますが、結局この方法では2つの画素を使用して、その演算で一つの画素の値を出しているにすぎず、やっていることは画素を2倍にしたことにほかなりません。

そして、全画素を像として結びそこから演算を行うことで、速度的な問題が発生します。
もちろん精度は上がるわけですが、その制度を出すためにはAD変換含めかなりの量の演算を行わなければならず、20Mpixelという量を計算しようとすればどうしても動きものに対して像面AFのみで対応できず、通常の位相差とのミックスが必要になると思われます。
それを嫌って取得した像の一部のみをAFに使うのであれば、結局他社と同じように一部のセルのみをAFに使ったほうがノイズに対しての強度を保てることになってしまいます。


もちろん、自分の推測が外れている可能性はありますが、半導体の仕組みなどを考えると、あんまり外れているとは思えません。

興味深い、面白い方法だ、という意見が多くを占めていますが、ちょっと視点をずらせばあまりほめられた方法とでもないと思います。

そういう技術を大々的に発表して、さも画像に影響が出ないように言ってしまうところが「マーケティングのキャノン」らしくもありますが、技術屋さんの端くれとしては結構残念です。


本当にそうなのかどうかは、わかんないですけどね。

2013年7月5日金曜日

コンデジ撮影時の注意

コンデジ撮影時の注意をば。

まあ一眼で撮る時にも変わらないのですが、コンデジでポトレ撮りする時には、コンデジの特性を考えると、特に以下の点に注意しておくとよいかもです。

・光の量は多めにする
・極力ズームで離れて撮る
・ピントは濃淡のはっきりしたところに
・背景はあまり白くしない


まず、イメージセンサーが小さくて一画素当たりの光量が少なくなりがちなのを、信号を増幅して補っています。
このためにノイズが現れやすくぼやっとしがちです。
これが暗いところに弱い理由で、正直これはどうしようもないので、お外で撮りましょう。

外で撮ることで、感度の設定が下がり、ノイズが少なくなり、光量を落とすために絞る方向に動き、画面がくっきりします。
コンデジだからピントがあってなかったと思っていたとしたら、結構それは間違いのはずです。


コンデジで衣装を入れようとすると広角(ズームアウト:広く撮れる側)を使いがちだと思いますが、これをやると結構絵が歪みます。
広角はフルサイズでも歪みやすいもの。
人間は顔の形に敏感のようで、レンズの歪みでも可愛い可愛くないの判断に違いが出てます。
少し被写体さんと離れることになりますが、なるべく望遠(ズームイン)を使って撮りましょう。

最大望遠にすると流石に遠いので、倍率の中間程度、もしくは中間よりも望遠側ぐらいでいい場合が多いはずです。
レンズの歪みを減らすだけでも、見た感じの撮れ方が変わります。
また中間位置は広角の端や望遠の端よりもレンズとして綺麗に映ることも多いです。


コンデジさんは色の違いがある場所でフォーカスを合わせないと、なかなかピントがあってくれません。
なので、フォーカスを取る場所は目や髪の毛などの暗い部分で。
白と黒の境界なんかだとなおさらGOODです。

ピントが会いにくいのは確かですが、合わせに行ってないことが多いのも、確かだと思います。
意識して合わせに行くことで、よりくっきりした画面になると思います。



自動で露出を調整してくれる代わりに、写したい被写体よりも背景が白いと、画面の明るさを背景に合わせてしまい被写体が暗くなります。
なるべく明るい方が良いのですが、背景は白多めでない方が良いかもです。

被写体の明るさに合わせてくれればいいんですが、画面全体を合わせてくれることが多いらしく、人に合わせるのが苦手な機体が多いみたいです。
顔認識とかだとまた違うみたいですけどね。
露出調整できるならそれで調節するのもありですね。



コンデジの場合は誰が撮ってもある程度綺麗に撮れるための工夫がいっぱい入ってますから、あんまり意識しないですよね。
それでも、コンデジと言えどカメラのはしくれなので、一眼と同じに丁寧に撮ると、写りが向上します。
撮影場所以外についてはちょっとした気遣いでなんとかなることが多いので、少し意識するだけで結構変わるはずです。

逆に、一眼はそれら勝手に綺麗に撮れる機能があまりついていません。
そのため、一眼で撮る時には上のようなことを常時意識して撮らないとコンデジより悲惨な結果が待っています。
一眼に変えた直後は、コンデジの方がまだましって写真がいっぱい撮れることでしょう。

その意味コンデジも一長一短なのですが、まあ、綺麗に撮る事については弱い事が多いのも事実なので、それを少し補って、撮ってあげて下さい。

2013年7月2日火曜日

コンデジでもいいと思う理由

カメラ勉強してて、勉強すればするほど「撮影ってコンデジでもあんまりかわんなくね?」と思うようになってます。

風景なんかなら携帯のカメラでも綺麗に取れますし、ポトレにしても、きっとあんまり問題ない。

背景がぼけないなら、ぼけなくても良いところで撮ればいいだけの話であって、ぼけなきゃいけないわけでもない。

周辺ゆがむんだったら周辺使わなきゃいい話で、あとでクリッピングすればいいんですよね。



人に渡して気に入ってもらいたいなら、多少出費した方が綺麗に撮れると思いますけどね。

その綺麗って、おおよそ「写真が」綺麗なのであって、絵が綺麗なわけじゃない。

写真が綺麗でも、絵としてもそれなりに上手いレベルになっていなきゃ、喜ぶのはせいぜい自分自身か機材オタクぐらいなもん。

現像ソフトやレタッチソフトで少し頑張ればなんとかなる程度の違いしかなかったりするわけですよ。

「コンデジじゃない」という「心持ち」は大きいかもしれないですが、自分ら素人が写真のみで機材の違いを出せるかと言えば難しい気がします。



そもそも今の世の中画像なんて腐る程あるわけで、一枚一枚を時っくりみることなんてそうそうないですよね。

本当にお気に入りの一枚とかなら話は別かもしれませんが、そういう特別な写真って、何も高いカメラでとったから特別になれた、ってものではないでしょう。

レイヤーさんからしたら、カメラ云々よりも化粧のノリや衣装の出来、キャラのお気に入り度合いの方が重要だと思います。



それにね。

思うに、周りの人は高い機材使ってるからどうのこうのと言ったり思ったりしてしまうのは、自分のことを卑下してることにもなるわけですよね。

やっぱりそれじゃ楽しく撮れませんて。

きっと撮られてる側にしたって、コンデジですいませんなんて思われながら撮られるよりは、余計なこと考えずに楽しんでとったり頑張ってとったりしてくれてた方が嬉しいんじゃないですかね。

第一、ろくに撮りもしないで高いの買っても、何が良いのかわかんなくてうまく使えないですよきっと。



とってるうちに、どうしてもいいもの欲しくなるなら高いの買えばいい話。

どうしても欲しくなるぐらいになってれば、それなりに勉強も進んでて、買い方も間違えないことでしょう。

きっと、買うための節約だって楽しくなるんじゃないかななんて思いますよ。



何度か似たようなこと書いてますけど、それぞれがそれぞれに撮れるものを目指せばいいんだと思います。

気楽に気軽に撮るものがあっていいし、グラビアみたいなROM撮影するみたいなことしててもいいし。

目標が違えば必要なものも違うわけで。



コンデジってだけの理由でバカにするような人撮りたいと思いますか?

コンデジで撮ることを卑下するなんてことなしに、撮影、楽しんでください。

一生懸命になって楽しんでとってれば、相手の見方だって変わりますよ。

きっと。

D800を買った理由

なぜD800みたいな一眼使うのかと言えば、ROM作成するから。

人様にみてもらうためのもの作るんだから、せめてほんの少しでも綺麗になるようにするため。

それと、撮影者である俺に撮影技術がないから。

高いカメラ使った方が撮影が楽だから、です。



正直、撮影技術がもっとあったなら、D800なんて買ってないと思います。

撮影技術がある人が取れば、コンデジでももっと良く取ると思いますよ。

撮影技術がないから、機材任せでよく取れるやつを買ったというのが真相。

もちろん操作のための勉強はしますけど、去年の頭に撮影始めた人間が撮影うまい訳がない。

だから機材でなんとかしようとしてるわけですね。



黙って半押しすればピンとバッチリだし、露光もおおよそ問題なしで、ホワイトバランスも調整いらず。

外部ストロボやレリーズコードも接続に困らないこともあり、ROM撮影するのには楽なんです。

まあそんなわけで、ROM撮りするからD800買ったのであって、カメラが好きだから、というわけではないです。



まとめてみると、道具として必要だから買った、ってところですかね。

ROM撮影する道具としては、俺はとてもいい道具だと思ってます。

正直オススメ。

でも逆に、ROM撮影とかしないならオーバースペックかなとも。

ようは適材適所ってところですかね。